みなさんこんにちは。
ニューヨーク予備校の坂井です。
最近はめっきり寒くなりましたね。
受験生のみなさんは受験直前期ですので、体調管理により一層気をつけてください。
体調管理も受験生の大切な仕事の一つです。
さて、今回のブログ記事では、大切なお子様を預ける慶應義塾ニューヨーク学院で働く、教職員の方々についてご紹介したいと思います。
卒業生でしか知り得ない情報満載ですので、みなさん必読です。
学院にはどれだけの人数の先生方がいるの?
慶應義塾ニューヨーク学院の教職員の人数は学院長を含めておおよそ90名ほどいます。
その90名の教職員方は以下の組織のいずれかに分類され、在校生の生活をサポートしています。
事務員の先生方はどのような方?
事務職員の方々は総勢20名弱いらっしゃり、生徒の事務的な手続きやイベント、受験を総括している組織です。
大半の職員の方はバイリンガルの日本人で、保護者の方が事務的なやり取りをする際は英語でも日本語でも問題なく対応していただけます。
生徒が在学中に関わることはあまり多くありませんが、影で学院生活を支えてくれている大切な存在です。
私自身は在学中、受験のサポートやオープンハウスなどのイベントを手伝っていたことから事務室の方々とは関わりが多くありましたが、
非常に面倒見がよく、フレンドリーな方が多く、よく事務室に置いてあるキャンディやお菓子をもらっていた思い出があります。
教職員の方はどのような人たち?
慶應義塾ニューヨーク学院の教員の方々は総勢60名弱おり、全校生徒300名の学校にしては教員の人数が非常に多いことが特徴的です。
7割ほどの先生が現地採用で、様々なバックグラウンドを持つ面白い先生ばかりです。
学院の教員の方々は教える科目によって “Department” が異なり、それぞれの先生が以下のいずれかに所属しています。
・Japanese Department(日本語科)
・Mathematic Department(数学科)
・Scienec Department(科学科)
・Social Studies Department(社会科)
・Music and Art Department(音楽・芸術科)
・Physical Education & Health Science Department(体育科)
・Foreign Language Department(外国語科)
現地採用の先生が多いということもあり、日本語科の授業と社会科の日本史の授業以外は英語で授業が行われます。
なお、現地採用とはいいつつも一部の方は日本語を流暢に話されるため、追加の説明や補講は日本語で受けることもできます。
そのため、授業中どうしてもわからないことがあれば優しい先生方に頼って勉強を教えてもらうことも出来ます。
English Department の授業とは?
英語科の授業は日本の学校のような英文法を中心とした学習ではなく、本を読んだりプレゼンテーションをしたりと、
海外の高等学校で行われるようなスタイルの授業が実施されています。
日本の学校から慶應義塾ニューヨーク学院に進学される方からすると、難しすぎないかということが不安かと思いますが、
慶應義塾ニューヨーク学院の授業は、英語の授業はもちろん、数学、理科の授業ではレベル分けされており、自身にあったレベルの授業を受けることが出来ます。
また、通常の英語指導に加え、各学年で、以下のような英語に関する授業を選択・履修することが可能です。
・Language Art(言語芸術)
・Translation(翻訳)
・Drama(演劇)
・ESL
・その他
慶應義塾ニューヨーク学院の英語の授業は海外の学校の英語授業と比べても遜色が無いほど、ハイレベル・ハイクオリティです。
特に取り扱う課題図書などは現地校でも取り扱われるような図書を採用しており、チャレンジングです。
しかし、理解の難しいシーンなどは映画版を授業中に視聴し理解を深めやすくしてくれたり、図書に関する裏話などを教えてくれるため、
授業内容は非常に興味深く、3・4年間かけて必要な英語力を養わせてくれます。
また、プレゼンテーションやディベート、エッセイライティングに力を入れているため、将来社会に出てから必要になる英語力を身につけることが出来ます。
英語関連の科目を担当される教員の方々は殆どが現地採用であり、基本的には英語のみしか話すこそが出来ません。
ですので、最初の方は日本語でコミュニケーションが取ることができず、苦戦する生徒もいます。
しかし、「日本から海外に留学している生徒を教えている」ということを重々理解して授業をしてくれるため、
理解が浅い生徒を放っておくことはなく、最後まで手厚くサポートをしてくれます。
生徒たちは万全の体制で英語の授業を受けることができるからこそ、英語力の伸びは著しく、私の友人は入学時は英検準2級ほどの英語力しかなかったものを
卒業時には特別な勉強をせずに英検準1級、TOEIC 830点を取得することが出来ていました。
Japanese Department の授業とは?
日本語・国語の授業は、日本のカリキュラムに則って授業が実施されます。
現代文や古文など、日本の学校で一般的に採用されている指導内容をもとに学習します。
日本語の授業もレベル分けされており、海外経験が長く、日本語が苦手な生徒は自身のレベルにあった授業を受けることができます。
その他にもJSL(Japanese as Second Language)という授業も実施されており、生徒の日本語力強化にも力を入れています。
日本語科の先生方は、お母さんのような存在の方が多く、ハロウィンやクリスマスのシーズンになるとクッキーを焼いてくれたりと、
サポートが手厚いだけではなく、優しい先生が多い印象です。
Mathematic Department の授業とは?
数学科の授業は、日本の高校数学とアメリカの高校数学のハイブリッド授業です。
英語で授業を受け、日本語のテキストで練習していくといった流れで勉強が進んでいきます。
慶應義塾ニューヨーク学院の数学の先生は世界各国から集まっており、現地採用や日本から来ている先生方はもちろん、中国やセルビアなど
現地校や日本の学校に通っているだけでは触れ合う機会がないであろう地域から集まった先生から学ぶことが可能です。
海外にある学校であるため、数学のレベルはそこまで高くないと思われがちな慶應義塾ニューヨーク学院の数学ですが、
高校3年生(12th Grade)の際には、理数系のコースを取っていない生徒でさえ数Ⅲ数cの学習を行いますので、
一般的な日本の私立高校と比べてもより高度な単元を学習していくこととなります。
数学の学習は、英語の知識を要するため、勉強は通常以上に大変になりますが、先生方が補講を開いてくれたり、
解説動画をクラスページに投稿してくれたりなど、大変な科目だからこそ手厚くサポートをしてくれます。
また、テストの点数だけではなく、宿題の提出状況や授業参加点なども考慮して成績をつけてくださるので、数学が苦手でも頑張り次第で成績を取ることが可能です。
Science Department の授業とは?
理科系の授業も数学の授業同様、日本の高等学校で学習する内容とアメリカ風な学習が混ざったスタイルの授業です。
実験やレポート学習を行なう授業も非常に多く、板書をノートに写して終わる退屈な授業は少なく、興味深い授業ばかりです。
一概に理科系といっても、細かくは3種類の科目に分けることが出来ます。
・Chemistry(化学)
・Physics(物理学)
生徒によっては、苦戦することが多い理科系の授業ですが、先生方は様々な課題を生徒に与え、単位取得のために尽力してくれます。
その他にも、レポートの最終提出日前にレポートを回収し、事前に採点後、点数をより上げることができる部分を教えてくれます。
その指示に従ってレポートを作り直すことにより、より高い点数を取れたことを今でも覚えています。
このように、難しい科目だからこそ、アドバイスやサポートが徹底しているのが慶應義塾ニューヨーク学院の特徴かもしれません。
Social Studies Department の授業とは?
社会科の授業には以下のような授業があります。
・World History(歴史)
・Japanese History(日本史)
・American History & Government(アメリカ史とアメリカ政治)
・Politics(政治)*履修科目
・Economics(経済学)*履修科目
・Area Studies(文化学)*履修科目
社会科の授業では、様々な観点から歴史や政治について学習していきます。
日本語以外の科目はすべて英語での授業であるため、英語が苦手な生徒にとっては難しいと思われがちな科目が多いです。
しかし、他の科目同様、先生方が補講を開いてくれたりするので、授業についていけなくとも置いてきぼりにされることはなく、
また、授業参加点が成績に大きく影響するため、勉強が苦手でも積極的に発言し、成績を取ることが出来ます。
加えて、世界史やアメリカ政治に関しては日本の学校で教えられている内容とアメリカで教えられている内容を比較しながら授業が進んでいくため、歴史観の違いを感じることができ、非常に興味深いです。
まとめ
その他にも授業はありますが、総じていえることは、慶應義塾ニューヨーク学院の先生方はハイレベルな授業を生徒に提供しつつも、
生徒一人ひとりのバックグラウンドを理解した上で接してくれるため、「できないのが当たり前」「できるようになるにはなにをすれば良いのか」を一緒に考えてくれる素晴らしい先生方ばかりです。
寮監督者の方はどのような人たち?
寮監督者は総勢20名ほどで、ほとんどの方が教員の職も兼ねています。
寮監の方々は現地採用の人が多いですが、日本語を話すことも出来ますので、
緊急時も問題なくコミュニケーションを取ることができるので安心です。
困ったことがあれば日常的に相談に乗ってくれたり、学生が安全に生活を送ることが出来るようにサポートしてくれています。
もちろん学習面のサポートも充実しており、生徒の成績の低下が伺える場合、生徒のイベントや部活参加を制限することにより親元を離れた生徒の学習を責任を持って管理してくれます。
また、日頃の生活をサポートをする職員の方々だけではなく、保健室の先生がいらっしゃったりカフェテリアで食事を提供してくれる方がいらっしゃったりと
学生が健康的な寮生活を過ごすために必要な体制が整っており、大切なお子様を預けるのにはうってつけの環境であると思います。
寮生活については、当塾の講師が在学時の思い出について話しておりますので、ご参照ください。
いかがでしたでしょうか、大切なお子様を預けられるにあたり、学院がどのような体制で生徒をサポートをしているのかを事前に知ることができることは重要かと思います。
その他、学院に関して多くのご質問があるかと思いますが、その際は以下のボタンよりお問い合わせください!
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また、慶應義塾ニューヨーク学院が12月中旬に学院説明会を東京と大阪で実施予定です。
詳細につきましては以下のURLよりご確認ください。
https://www.keio.edu/japanese/admissions/school-information-sessions
※参加には事前のお申し込みが必要です。
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