こんにちは、ニューヨーク予備校講師の眞下です。
前回のブログでは、新たに入試問題に追加された英語エッセイの序論について話させていただきました。
詳しい内容はこちらから↓
https://nyyobiko.com/2021/12/post-5291/
今回のブログでは知っておきたい!英語エッセイの書き方【本論編】を紹介していきたいと思います。
「本論」とは、体験談やデータなどを用いて、自分が序論で述べた主張を論理的に述べる部分です。
これから紹介する本論の書き方を参考にして、エッセイを論理的に展開できるようにしていきましょう!
構成
慶應義塾ニューヨーク学院の入試対策として、英語エッセイ本論の構成は
2. 体験談
3. 体験談から意見の展開
4. 主張の再喝
で書きましょう。
では、それぞれがどのような役目を果たしているのかを見ていきましょう!
主張(+理由)
本論の最初の文では、Firstly/Secondly などを用いて⾃分の主張とその理由について書きましょう!
たとえば、序論編で扱った
というお題に対して、Decisiveness(判断能力)が必要だと主張した場合は
(第一に、リーダには判断能力が必要です。なぜなら、リーダーは情報を基に判断を下し、人々を正しい方向に導く必要があるからです。)
のような自分の考えとその理由を本論の最初に明確に述べましょう。
主張とその理由を最初に述べると、その後の体験談が何を補足しているか明確なので、読者が内容をすらすら理解してくれます。
なので、本論を書き始めるときは必ず主張と理由を述べましょう!
体験談
次に、本論では最初で述べた理由の根拠を示すために体験談を用います。
本来、理由の根拠を示すためにはデータや科学的根拠を示す場合が多いです。
しかし、入試のエッセイという限られた時間の中で、それらの根拠を示すのは非常に難しいです。
なので、体験談から⾃分が感じたことや思ったことを根拠として述べることによって、主張のサポートをします。
たとえば、先ほどの主張とその理由に付け加えると
(第一に、リーダには判断能力が必要です。なぜなら、リーダーは情報を基に判断を下し、人々を正しい方向に導く必要があるからです。私が中学一年生の頃、サッカーの試合会場に向かう電車が事故で止まってしまいました。そんな中、チームのキャプテンが即座にタクシーと他の電車を使う決断をしてくれました。その結果、チームは試合時間に間に合うことができました。)
のようになります。
上記のように、自分の主張がなぜ正しいかを実体験を用いて述べることによって、エッセイに具体性と正当性を加えることができます。
また、体験談は
の流れを意識すると簡潔に書き上げることができます!
体験談から意見の展開
そして、上記で述べた体験談の後には、その体験談から自分の意見を展開させてください。
たとえば、上記の体験談から展開できる意見としては
(この経験から、リーダーは状況を整理して、正しい判断を下すことが重要だと学びました。)
のようなものがあります。
ただ体験談を述べて終わらせるのではなく、そこから何が言いたいのかをここで明記しましょう。
主張の再喝
最後に、本論は主張の再喝で段落を終わらせます。
Therefore/For these reasons などを使い自分の主張をもう一度述べてください。
たとえば、上記の主張を再喝した場合は
のようになります。
*ただ、主張の再喝ではbecause(その理由)は不必要なので注意しましょう!
この構成を意識すると
に対して
のような洗練されたな本論が簡単に書くことができます。
慶應義塾ニューヨーク学院の入試では、指定がなければこの本論を二つ書いてください!
いかがでしたでしょうか。
今回は英語エッセイの書き方【本論編】ついて話させていただきました。
今後も、慶應義塾ニューヨーク学院の受験をするにあたって役に立つ勉強内容や方法についてさらにご紹介していきたいと思います。
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