みなさんこんにちは。
塾長の坂井です。
2022年度秋AO入試の一次選考結果発表まで2週間を切り、面接や筆記試験の準備を進められていることかと思います。
ニューヨーク予備校では直前の対策のサポートも実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
本日のブログでは、「9年生と10年生どちらの受験が良いか」という点について、第9学年から学院に在籍していた私からご紹介いたします。
慶應義塾ニューヨーク学院の学年システムとは
慶應義塾ニューヨーク学院の学年システムはニューヨーク州のシステムに従っており、4年制の学校です。
緑:高等学校 赤:中学校
年齢 | 日本 | アメリカ |
11-12 | 小学6年生 | Grade 6 |
12-13 | 中学1年生 | Grade7 |
13-14 | 中学2年生 | Grade8 |
14-15 | 中学3年生 | Grade9 |
15-16 | 高校1年生 | Grade10 |
16-17 | 高校2年生 | Grade11 |
17-18 | 高校3年生 | Grade12 |
※日本は4月入学3月卒業、アメリカは6月入学9月卒業
また、高校のGrade9~12のうち、慶應義塾ニューヨーク学院にはGrade9とGrade10いずれかのタイミングで入学することができます。
すなわち、学院生活を4年経験する生徒もいれば、3年のみ経験する生徒もいるということです。
生徒の入学のタイミングは、受験生の受験学年によって異なります。
慶應義塾ニューヨーク学院の受験スケジュールは以下のページをご参照ください。
https://nyyobiko.com/page-1912/
アメリカの中学校・高等学校に通っている受験生 | |
受験時の学年 | 入学学年 |
Grade8 | Grade9 |
Grade9 | Grade10(Grade9も選択可能※) |
Grade10 | Grade10※ |
日本の中学校・高等学校に通っている受験生 | |
受験時の学年 | 入学学年 |
中学2年生 | Grade9 |
中学3年生 | Grade10(Grade9も選択可能※) |
高校1年生(高校2年生の6月まで) | Grade10※ |
※学年を落として受験可能です。入学後、同級生より一歳年上になります。
なお、慶應義塾ニューヨーク学院の総生徒数はおおよそ300名であり、Grade10~12には各学年90名ほどが在籍し、Grade9には毎年35名ほどが在籍しています。
Grade9の生徒がGrade10に進級するタイミングで、新たに55名の新しいGrade10の生徒が加わり、90名の学年になります。
この際、もともといた生徒のことを「もと9」、10年生から新しく入った生徒を「新10」と言ったりもします。
入学学年を選ぶことができるからこそ、いつのタイミングで受験すべきかを悩まれている方がいるのではないでしょうか。
そこで、それぞれの学年で入学するメリットをご紹介いたします。
Grade9で入学するメリット
慶應義塾ニューヨーク学院を受験する際、入学学年を9年生とするメリットは以下であると考えます。
② より多くの先輩と知り合うことができる
③ より長くニューヨーク学院での生活を堪能できる
① 成績を気にすることなく環境に慣れることができる
慶應義塾ニューヨーク学院での成績は、慶應義塾大学の学部選択の際に大きく影響するため、
勉学に励み、成績を取ることは大学入学時に希望学部へ入学するために非常に大切です。
一方、大学の推薦に関係する成績はGrade10の成績からカウントされるようになるため、Grade9の成績は大学推薦に関係ありません。
(かといって、手を抜きすぎてしまうと成績注意を受けたり、留年してしまう可能性があります)
そのため、Grade9から入学することにより、最初の1年間は成績にこだわりすぎることなく、新しい寮生活や海外の地に慣れることが出来ます。
特に、先生方や他生徒との関係構築といった点では早く入学することにより強固なものを築くことができ、10年生以降の学習において有利に働く場合があります。
慶應義塾ニューヨーク学院での成績のつきかたは、担当の先生によっても異なりますが、国内の学校とは売って変わり、定期テストのみで成績が決まるのではなく、
授業内の発言やプロジェクトの出来、先生との関係性なども大きく影響してきます。
そのため、一年早く入学することによって10年生以降、余裕を持って学院生活を送ることができるという点が最大の利点であると思います。
② より多くの先輩と知り合うことができる
①の点と重なる点もありますが、より多くの先輩と知り合うことができるという点は在学中も卒業後も良い影響を与えてくれます。
Grade9で入学すると、Grade10で入学した生徒に比べてより長く先輩方と知り合えることはもちろんですが、
新10ではつながることができない入学時のGrade12の先輩とも知り合うことが出来ます。
縦のつながりも非常に強い慶應義塾ニューヨーク学院において、Grade12の先輩方から学べることは多く、在学中に意識することをベテランから聞くことが出来ます。
また、卒業後も自分たちより3歳年上の先輩方から大学のことや就職活動の話を聞くことができるという点はもと9ならではの利点であるといえます。
③ より長くニューヨーク学院での生活を堪能できる
最後はやはり、より長く慶應義塾ニューヨーク学院での高校生活を堪能できるという点です。
卒業間近になると、卒業生は必ず「もっと学院に残りたい」と言います。
それほどニューヨーク学院での生活は楽しく、充実しています。
このような生活を新10の生徒よりも1年長く経験できるということは利点であると思います。
Grade10で入学するメリット
Grade10で入学するメリットは以下のとおりです。
② 日本の中学校を卒業してから学院に入学できる
③ Grade9に後輩がおり、最下級としての学院生活がない
① より少ない学費で卒業できる
日本の高等学校に比べ、慶應義塾ニューヨーク学院の学費は高いと言われがちです。
学費や寮費以外にも生活費や年3回の渡航費なども含めると、年間600~700万円ほどかかることから、
学費を可能な限り低く抑え、卒業したいという方に関しては10年生受験を検討される方が多いです。
慶應義塾ニューヨーク学院の学費については以下のページにまとめておりますのでご参照ください。
https://bit.ly/3AuPfLr
学費についてはYouTubeチャンネルでも解説しております。
② 日本の中学校を卒業してから学院に入学できる
受験生によっては、日本の中学校をご友人と卒業してから留学したいという方もいらっしゃいます。
9月入学の慶應義塾ニューヨーク学院に入学する際、Grade9で入学すると中学3年生の9月に渡米するため、友人と中学校を卒業することなく渡米を余儀なくされます。
また、私立学校においては他の学校の受験を応援いただけないケースもあり、受験時期を検討いただかなければいけない場合もあります。
先日のブログで、国内の私立中学校からの受験についてもまとめおりますので、併せてご覧ください。
③ Grade9に後輩がおり、最下級としての学院生活がない
最後は先輩後輩関係についての利点です。
慶應義塾ニューヨーク学院の先輩後輩関係は厳しくはないものの、礼儀として存在します。
私自身、もと9として部活や寮生活の場面にで最下級の時代は先輩方に気を使うこともありました。
10年生から入学すると最下級ではないため、日本式の先輩後輩関係に悩まされることはもと9に比べると少なくなります。
学年によって受験の有利不利はあるのか
学年によって、受験の有利不利は特にないと当塾では考えています。
慶應義塾ニューヨーク学院の選考において、ライバルは同じ学年を受験している受験生です。
そのため、高校1年生で受験した方が中学2年生の受験生に比べて知識的に有利ということもありません。
慶應義塾ニューヨーク学院で思い描いている生活や自身の身の回りのことをしっかりと考えたうえで自分の意志で受験期を決定することをおすすめいたします。
まとめ
本ブログでは慶應義塾ニューヨーク学院の学年のシステムと入学学年のそれぞれのメリットについてご紹介いたしました。
個人的には、もと9として入学し、できるだけ多くの生徒により長い期間、慶應義塾ニューヨーク学院で青春を謳歌してもらいたいです。
いつ受験するかや何学年を受験すべきかなど、ご家庭によってご事情は様々かと思います。
我々ニューヨーク予備校は、そのようなバックグラウンドが異なる生徒一人ひとりと向き合い、全力で受験をサポートいたします。
慶應義塾ニューヨーク学院の受験をご検討中の方については、無料面談にお申込いただき、個別に詳しいお話をさせていただければと思います。
また、今年の12月に慶應義塾ニューヨーク学院が東京・大阪で説明会を実施するようです。
本説明会参加には事前のお申し込みが必須ですので、興味をお持ちの方は学院ウェブサイトにてお申し込みください。
https://www.keio.edu/japanese/admissions/school-information-sessions
その他、慶應義塾ニューヨーク学院に関してご不明な点がある方もお気軽にお問い合わせください。
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