皆さんこんにちは！ニューヨーク予備校講師の吉澤です。

受験生の皆さんは二次試験まであと一ヶ月を切ったという所ですが、準備の方は順調に進んでいますでしょうか？
最後の一ヶ月は自分の実力をアップできるラストスパートなので、受験生の方々は気を引き締めて頑張りましょう。

話は変わりますが、ブログを何個か遡っていくと、講師の松岡先生がシーズンスポーツについて書いている記事があります。

（シーズンスポーツに関しての記事をまだ読んでいない方はこちらから：https://nyyobiko.com/2021/11/post-5123/）

上記のブログ通り、慶応義塾ニューヨーク学院の体育会系の部活動は、秋、冬、そして春シーズンと言ったように季節によって分かれています。
この季節ごとにスポーツが変わることを学院では「シーズンスポーツ」と題しており、生徒は一年で様々なスポーツを体験できるというメリットがあります。

その中でも、今回のブログでは秋シーズンのスポーツだけに適応される、「アーリーリターン」という制度についてご紹介させていただきます。

そもそもアーリーリターンとは何か？

アーリーリターンとは秋スポーツに所属している生徒が、新学期が始まる前に一足先に入寮して、部活動に力を入れることができる制度です。
通常の生徒は夏休みが9月の頭頃まで続いているのに対して、アーリーリターンに参加する生徒は、8月の3週目に差し掛かる頃から入寮します。

つまりアーリーリターンに参加する生徒は、夏休みという貴重な時間の一部を、自分の部活動に熱心に取り組んでいるのです。

アーリーリターンに参加できるスポーツ

アーリーリターンに参加できるスポーツは、男子サッカー部、女子水泳部、女子テニス部、女子バレーボール部、そしてクロスカントリー部の５つとなっております。
これらの部活に所属している生徒はそれぞれ、毎年アーリーリターンで練習に力を入れ、秋から始まる試合に備えます。

アーリーリターンに参加するメリット

私は秋スポーツの中の一つのクロスカントリー部に所属しており、実際にアーリーリターンにも参加していました。
アーリーリターンは自分にとって良い経験になっており、私が実際にその制度を過ごした中のメリットを下記の方でまとめさせていただきました。

①チーム内の団結力が深まる

アーリーリターンでは、二週間ほど毎日午前中から夕方にかけて長時間練習を行い、晩御飯なども一緒に食べたりするので、部活内での交流が大幅に増えます。
そこで、普段関わらないようなチームメイトと絡んだり、一緒に練習を通して仲良くなったりするので、チーム全体の団結力が深まります。

私も実際に今まで絡んでこなかったチームの先輩とアーリーリターンを通して仲良く慣れたので、この制度には感謝しています。

②チームメイトがルームメイトになる

アーリーリターンは本学期が始まる前の制度のため、アーリーリターン用のルームメイトとともに、寮生活をしなければなりません。
自分のルームメイトが同じ部活の人になることで、毎日部活の話をしたり、一緒に練習に向かったりなど、信頼関係をさらに深めることができます。

③部活だけに集中できる

新学期が始まると、日々の勉強やイベントが盛り沢山なので、どうしても忙しい日々が続いてしまいます。
ですが、アーリーリターン中は学校がまだ始まっていないので、毎日部活に集中することができ、勉強やイベントを気にせず部活に力を入れることができます。

④生活必需品が早く手に入る

新学期が始まると、寮生は生活必需品を揃えるために、学院から近い雑貨店やモールなどに殺到します。なので、新学期直後は自分の欲しい商品が売り切れている場合があります。

ですが、アーリーリターンの生徒は通常の日程で入寮してくる生徒と比べて、一足早く店に出向くことができるので、自分の好きな商品を先に購入することができます。

また、アーリーリターンの生徒には「ターゲットトリップ」と題して、学院の教員方が近くの雑貨店に無料で送迎バスを出してくれるので、そこでも日常品を揃えることができます。

⑤同級生と夏休みの課題を確認できる

学院では毎年夏休みに課題が出されます。その課題とは数学の教科書を解いたり、課題図書を読んだりする課題など、
色々とあるのですが、一番油断してはいけないのは、新学期の序盤で必ず休み明けテストがある事です。

アーリーリターンではその休み明けテストの対策を、同級生の友達と行うことができます。
私も実際に、アーリーリターンの友達と一緒に勉強をして、休み明けテストでは良い成績を収められたのを覚えています。

⑥新入生と仲良くなれる

アーリーリターンが終盤に差し掛かるあたりに、「プリエントリープログラム」と言って、その年の新入生が入学準備のために、新年度の始業式の日より少し早めに学院に入寮する期間があります。

そこで、アーリーリターンで来ている生徒たちは、カフェテリアや体育館などで、新入生と関わることができるのです。
実際に、新入生一人一人に部活の勧誘をしている先輩方もいました。なので、アーリーリターンは、新入生と関わることのできる絶好のチャンスと言っても良いでしょう。

アーリーリターンに参加するデメリット

アーリーリターンに参加するデメリットはやはり、貴重な夏休みの一部を部活に割かなければいけないという事です。アーリーリターンは二週間弱ほど続くため、その期間中は日本や、自分の出身の国に帰ることができません。これにより、アーリーリターン期間中に行われていたイベントや、友達との用事に行けなかった人も少なくはありません。

そのリスクを背負ってまでも、人生で一度きりの部活に全力で取り組みたいという方は、是非アーリーリターンに参加されてはいかがでしょうか。

私も最初はアーリーリターンに前向きではありませんでしたが、今振り返ってみると私の人生史上一番熱心に部活に取り組めたり、思い出をたくさん作れたので、アーリーリターンは良い経験であったと思います。

まとめ

皆さん、いかがでしたでしょうか。

今回は、秋スポーツに所属している生徒だけが参加できる制度の「アーリーリターン」についてご紹介させていただきました。

私にとってアーリーリターンは今でも良い経験として思い出に残っており、自分の学院での生活を４年間通して振り返ると、アーリーリターンほど部活に熱中できた期間は無いと思います。

秋スポーツの中で興味がある部活がありましたら、是非アーリーリターンに参加されてみてはいかがでしょうか。

アーリーリターンやシーズンスポーツに関するご質問やご不明な点、その他、慶應義塾ニューヨーク学院の受験をご検討されている方がいましたら、無料面談の方へご申し込みいただけると幸いです。

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