こんにちは、ニューヨーク予備校講師の眞下です。

前回のブログでは面接においての入室マナーについて紹介しました。

<前回のブログをご覧になっていない方は下記のリンクから>
慶應義塾ニューヨーク学院の受験用!知っておきたい面接マナー【入室編】

そして、今回のブログでは知っておきたい面接返答の基礎を紹介していきたいと思います。
どんなに面接の内容が凝っていても、良い伝え方をしない限り、正しい評価をしてもらえません。
これから紹介する受け答えの基礎を学んで、自分の思っていることを面接官に正しく伝えていきしょう!

返答の構成

面接において、質問に返答する際は

1. 質問に対しての答え
2. 理由・具体例・経験談
3. まとめ

の構成を意識してください。

では、なぜこの構成が面接で有効とされているのでしょうか?

それは、面接官と自分の両者にとって理解しやすい返答の仕方であるからです!

面接官に対して経験談や理由から話し始めると、話の終着点が見えない面接官は内容の理解に時間をかけてしまいます。
その結果、面接官は理解することに労力を割いてしまい、なかなか話を耳に入れてもらえません。

一方、結論を先に述べておくとその後の話が何を補足しているか明確なので、面接官が内容をすらすら理解してくれます。
また、結論を最初に話すことは話の行き先を制限することにもつながるため、内容から脱線することの抑止力としても効果があります。

この構成は全ての問題に対して使うことができるので、ぜひ自分の面接に取り入れてみてください!

質問された内容に答える

面接において、質問された内容に的確に答えることは非常に大切です。
特に英語で返答する部分がある慶應義塾ニューヨーク学院の面接では、多くの生徒が質問の意図を汲みとれず、的外れな回答をしてしまう場合が多くあります。

例えば:

Q: What was the most difficult thing that you have experienced in the past?
(最も困難だった挑戦はなんですか?)

という質問に対して

The most difficult thing that I have experienced in the past was being a captain of the baseball team. The reason why I became a captain is that I have been playing baseball for a long period and had a lot of knowledge about it. From this experience, I was able to learn about leadership.
(最も困難だった挑戦は野球チームのキャプテンを務めたことです。私は野球の経験と知識が豊富なのでキャプテンになることができました。この経験からリーダーシップについて学ぶことができました。)

のような返答は正しくありません。

なぜなら、質問は困難だった挑戦を聞いているのに対して、返答者はなぜキャプテンになったかの理由を説明しているからです。

このように聞かれている質問を深く考えないと、的外れな答えをしてしまいます。
特に用意したエピソードを読み上げただけのときに、このような事態に陥ってしまいます。

では、模範解答を見ていきましょう。

The most difficult thing that I have experienced in the past was being a captain of the baseball team. Since not all of my teammates were experienced, it was difficult to keep up everyone’s motivation as a team captain. However, by constantly communicating with teammates, and providing advice using my baseball experience, I was able to manage everyone’s motivation and win the championship. From this experience, I was able to learn about the important aspects of a leader.
(最も困難だった挑戦は野球チームのキャプテンを務めたことです。私のチームは経験者が少なく、キャプテンとしてチームのモチベーションを保つことが大変せした。しかし、チームメイトと頻繁に会話することやアドバイスをすることで、チームの士気を上げることができ、大会で優勝ができました。また、この経験からリーダーに必要なものについて学ぶことができました。)

この返答では困難だった経験が的確に答えられています。
また、困難だった経験を通じて「どのような対処をしたのか」、「何を学んだか」という自己PRができています。

このような返答をするためには、何を聞かれているのか意識することが大切です。
5W1Hや面接官が使っている言葉に着目し、質問内容に応じて臨機応変に答えられるようにしましょう!

明るい表情

慶應義塾ニューヨーク学院の面接において、話しているときの明るい表情は非常に大切です。
なぜなら、慶應義塾ニューヨーク学院の面接は一般の面接よりも生徒の性格チェックしているからです。

親の代わりに他国で子供の管理をする学院は、生徒間で起こるトラブルを避けたいと考えています。
そのため寮生活に適している、明るくて社交的な生徒の方が暗くトラブルになりやすい生徒より求められます。

なので、返答する内容だけではなく、明るくハキハキと喋ることを意識してください。
いかがでしたか。
今回は知っておきたい面接返答の基礎についてお話しさせて頂きました。

今後も、慶應義塾ニューヨーク学院の受験をするにあたって役に立つ勉強内容や方法についてさらにご紹介していきたいと思います。

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