皆さんこんにちは!
慶應NY予備校の講師の宮﨑です!
今回は「模擬国連(Model United Nations、MUN)」についてご紹介します。
国際的な進路を考えている生徒さんや、留学先の学校生活について調べている方の中には、「模擬国連」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
模擬国連は、多くの学校で長年続けられている伝統的な活動であり、国際問題への理解や英語力、そして自分の意見を伝える力を育てる貴重な機会です。
模擬国連とは?
模擬国連とは、学生が国連やその他の国際会議の会議形式を模して行う教育プログラム・活動のことです。
参加者一人ひとりが、実際の国連加盟国(または国際機関)の「大使」役を割り当てられ、その国になりきって議論を行います。
自分自身の意見ではなく、あくまで「担当国の代表」として考え、発言することが求められる点が、模擬国連の大きな特徴です。
気候変動や核軍縮、人権問題、難民問題など、実際に国際社会で議論されているテーマについて、各国代表としての立場から演説・交渉・決議案の作成を行っていきます。
本番までの準備と当日の流れ
模擬国連では、本番に向けた準備から当日の議論まで、いくつかの段階を経て進んでいきます。
まずは「リサーチ」です。担当国の外交政策や国際関係上の立場について、事前にしっかりと調査を行います。
本番では、議場でのフォーマルなスピーチや討論に加え、他国の代表との非公式な交渉も行われます。国際会議で用いられる独特な英語の言い回しに触れる機会にもなります。
そして、参加国同士で合意形成を図りながら決議文書を作成し、最終的にはその決議案を採決します。
事前準備から本番での交渉、採決まで、実際の国連の議事進行に近い形で体験できることが、模擬国連の魅力の一つです。
分からないことは調べ、交渉の中で考える
模擬国連で難しいのは、単に担当国の主張を覚えるだけでは通用しない点です。
会議の中では、他国からの質問や反論に対して、その場で担当国の立場から考え、答えていく必要があります。
分からないことがあれば、事前のリサーチに立ち返って確認したり、会議中に他の参加者と非公式に情報交換をしたりしながら、自分なりの答えを組み立てていきます。
先生から一方的に教わるのではなく、自分で調べ、仲間と話し合いながら理解を深めていくという点は、模擬国連ならではの学び方だと言えます。
教育的な意義
模擬国連が多くの学校で取り入れられている理由は、その教育的な効果の高さにあります。
国際問題やグローバルイシューへの理解が深まることはもちろん、外交交渉や説得力、パブリックスピーキングのスキルも自然と身についていきます。
また、自分の意見ではなく「担当国の立場」で考えることで、多角的な視点を養えることも大きなメリットです。自分とは異なる価値観や国益を理解しようとする姿勢は、模擬国連を通じてこそ鍛えられるものだと思います。
さらに、国際会議で使われる英語表現に日常的に触れることで、英語力の向上にもつながります。
履修のしやすさが変わった
慶應義塾ニューヨーク学院では、模擬国連(Model UN)に関わる授業の履修条件にも変化がありました。
2025年までは、文系科目である「Honor Politics」を履修している生徒のみが参加できるプログラムでした。そのため、これまでは文系の授業を選択していないと参加しづらい活動だったといえます。
しかし、2026年からは「AE」という誰でも履修できる選択科目に変わり、文系・理系を問わず、より多くの生徒が模擬国連に挑戦しやすくなりました。
これまで興味はあっても履修条件がネックで参加を諦めていた生徒にとっても、門戸が広がったことは大きな変化です。
マンハッタンでの3日間
慶應義塾ニューヨーク学院の模擬国連は、3日間にわたって行われ、期間中はマンハッタンへ移動して開催されます。
普段の学校生活とは異なる場所で過ごすため、他の学校の生徒など、普段なかなか会う機会のない人たちと交流できることも、この活動ならではの魅力です。
会議の合間にはお昼ご飯を食べる休憩時間もあり、そこで仲良くなった子と一緒にご飯を食べに行くこともあります。こうした時間は、模擬国連の議論そのものとはまた違った形で、貴重な思い出になります。
同じ学院の生徒だけでなく、他校の生徒とも自然に関わることができるのは、マンハッタンに移動して行われる模擬国連ならではの経験だと言えるでしょう。
慶應義塾ニューヨーク学院だからこそできる経験
模擬国連は、高校・大学の授業やクラブ活動として行われることが多く、身近なところから参加できる活動です。「全米模擬国連会議(NMUN)」のように世界中から数千人規模の学生が参加する大会もあれば、日本国内の「全日本高校模擬国連大会」のように、さまざまな規模の大会が開催されています。
その中でも、慶應義塾ニューヨーク学院の模擬国連は、履修条件の変化によって多くの生徒が挑戦しやすくなり、さらにマンハッタンへ移動して3日間かけて行われるという、他ではなかなか味わえない経験ができる点が大きな特徴です。
普段の授業やスタディーアワーでは得られない、他校の生徒との交流や、お昼ご飯を通じた何気ない時間まで、模擬国連という一つの活動を通して得られるものは、勉強面だけにとどまりません。二ューヨークという環境で、国際的な視点と実践的な英語力、そして人とのつながりを同時に育める点は、慶應義塾ニューヨーク学院ならではの魅力だと言えます。
こうした学びの機会は、慶應義塾ニューヨーク学院が長年大切にしてきた、生徒同士が支え合い、共に成長していく校風があってこそ実現しているものです。模擬国連に限らず、ピアチューター制度をはじめとする様々な取り組みを通じて、生徒一人ひとりが安心して挑戦できる環境が整えられています。
慶應義塾ニューヨーク学院への進学や、入学後の学校生活について詳しく知りたい方は、ぜひNY予備校までお問い合わせください。実際の学院生活を知る卒業生が、できる限り丁寧にご説明いたします。
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いかがでしたか。
今回は慶應義塾ニューヨーク学院での模擬国連についてご紹介しました。
次回のブログもお楽しみに!
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