学習効果を最大限に!勉強前の準備方法について!

こんにちは、ニューヨーク予備校講師の眞下です。

多くの人間は勉強法というと「効率のよい問題の解き方」や「上手な情報のまとめ方」といった目の前の問題に気を取られ、勉強前の準備段階には意識を向けません。
しかし勉強の前から入念な準備を行うと行わないでは、学習の効果が二倍違うことをご存知ですか?

そこで、今回のブログでは勉強前の準備について話させていただきたいと思います。
本当の勉強は、準備の段階からすでに始まっています。
科学的に証明された正しい準備方法を利用して、勉強の効果を最大限に発揮しましょう。

知っていることを書き出す

科学的によいとされている準備方法の一つが「知っていることを書き出す」です。
もともと人間の記憶には、古い情報に新しい知識を結びつけながら覚える仕組みができています。                                    言い換えると、新たに学んだ知識が古い情報と切り離されている場合、私たちの脳は大した反応を起こしてくれないのです。
このような状態を避けるために、知っていることを事前に書き出すというテクニックは非常に有効となります。

1.「勉強の内容に関わりがありそうなことで、自分がすでに知っている知識はなんだろうか」と考える

2.思いついた内容をすべて書き出す

上記の手順を勉強前の準備体操として行うと、まったく勘が働かない内容でもスルッと頭に入りやすくなります。
また勉強の最中にも、常に古い情報と新しい知識の結びつきを意識することで、記憶への定着率が高くなるのです!

音楽を正しく使う

科学的によいとされているもう一つの準備方法が「音楽を正しく使う」です。
勉強中に音楽を聴くのは一般によく行われる行為だと思います。
しかし勉強中のBGMは、勉強のじゃまにしかならないことが科学的に証明されていることをご存知でしたか?
これは、人間が目の前の作業と関連がない音を耳にすると、脳がリズムやメロディのパターンを理解しようとがんばりはじめるからなのです。
このとき脳は2つの情報を同時に処理しなければならず、負担が増えることで学習能力が下がってしまいます。
一方、通常の音楽とは違い人間の学習能力を高めてくれる音があります。
それは「自然音」です。

人間の脳はリラックスしすぎると注意力がなくなり、興奮が大きければ集中しすぎて視野が狭まってしまいます。
一方、自然音は人体のリラックスと興奮システムへ同時に働きかけ、両者のバランスを適切に調整してくれるのです。
現在では、自然音を無料で聴けるアプリが多く存在します。
これらを勉強前と最中に利用することで勉強効率を上げていきましょう!

ピアプレッシャーでやる気を出す

科学的によいとされている最後の準備方法は「ピアプレッシャーでやる気を出す」です。
ピアプレッシャーとはみんながやっているから自分もやるという心理をさしており、日本だと周囲に流されやすいというネガティブな印象があります。
しかしこの心理は、勉強によい影響をもたらしてくれます。

ピアプレッシャーを勉強に活かす最も簡単な方法は「熱心に勉強している人が多い場所に行く」です。
自宅などの慣れ親しんだ環境では、私たちの脳は「サボっても問題はない」と考えてしまいます。
そこで、ピアプレッシャーの出番です。
試験勉強にはげむ生徒が多い図書館、課題に取り組む大学生が集まるカフェなどのモチベーションが高い人で混み合う場所を選ぶことで、人間と集中力は自然に高まっていきます。
意識の低い人は勉強前に「ピアプレッシャー」を利用できる場所に移動して、モチベーションと集中力を上げていきましょう!

いかがでしたでしょうか。
今回は勉強前の準備について話させていただきました。
今後も、慶應義塾ニューヨーク学院の受験をするにあたって役に立つ勉強内容や方法についてさらにご紹介していきたいと思います。

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