保護者の皆様、こんにちは。NY予備校の竹川です。

今回は、慶應義塾ニューヨーク学院がお子様の学力をどのように評価し、それがどのような成長に繋がるのか、その教育方針の根幹とも言える「成績評価制度」について解説いたします。

◆なぜ米国大学式の「ABCDF評価」なのか

学院では、日本の5段階評価ではなく、米国大学で標準的に用いられる「A, B, C, D, F」による成績評価を行っています。これは、単にグローバルスタンダードに合わせているだけではありません。

評価の対象が期末試験の結果だけでなく、**日々の宿題の提出状況や授業への参加意欲といった「学習プロセス」**も含まれるのが大きな特徴です。これにより、試験の点数だけでは測れないお子様の真面目さや知的好奇心を多角的に評価し、日々の努力が正当に報われる教育を実現しています。評価基準は各科目のシラバス(授業計画書)に明記されており、透明性も確保されています。

◆お子様の努力を可視化する「GPA」と、その先の栄誉

全ての成績は「GPA (Grade Point Average)」という平均点に数値化されます。このGPAは、お子様の学業における努力の結晶であり、目標達成へのモチベーションとなります。

特に、優れたGPAを収めた生徒は、学業優秀者として**「President Honor Roll」**といった形で表彰されます。

さらに、その先には**「National Honor Society (NHS)」**という、全米で認められた栄誉ある組織への推薦の道も開かれます。NHSのメンバーに選ばれるには、高い学力に加え、リーダーシップ、社会奉仕の精神、そして優れた人間性という4つの要素が求められます。

慶應義塾ニューヨーク学院の成績評価は、単に学力を測るための「ものさし」ではありません。お子様が日々の学びに誠実に向き合う姿勢を育み、学力のみならず、人間的な成長をも促すための教育システムなのです。

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